音楽のインターセクション:映画、作曲、詩、批評をめぐって
音楽のインターセクション:映画、作曲、詩、批評をめぐって
檜垣智也 アクースマティック作品による個展 カウントダウン・トーク
場 所:MEDIA SHOP(京都)
入場料:500円〜1,000円
ホスト:檜垣智也、川崎弘二
お問い合わせ・ご予約:090-8208-9291(川崎) ks-koji (a) nifty.com
2016年1月に、作曲家・アクースモニウム演奏家である檜垣智也の個展を、京都芸術センターにて開催します。
檜垣智也はとくにミュジック・コンクレートと呼ばれる電子音楽の作曲・演奏活動を中心に、内外での活動を続けており、他ジャンルとのコラボレーションも近年活発に行っています。
来年1月の個展でも、映画監督の七里 圭さんが映像を担当し、詩人の松井 茂さんがテキストを提供する予定になっています。
そこで、来年の檜垣智也の個展に向けてのカウントダウン・トークイベントを、多彩なゲストをお招きし、以下の予定で開催することにいたしました。
■2015年4月22日(水)19時〜 ゲスト:七里 圭(映画監督) 入場料500円
檜垣智也セカンドアルバム「囚われた女」発売記念イベントとして、映画監督の七里 圭さんにご来場いただきます。
「囚われた女」という新しいCDについて、檜垣が音楽を担当した七里監督の新作映画「サロメの娘」について、映画のアクースモニウム上映について、来年の檜垣個展での七里監督とのコラボレーションについて、などのテーマを予定しています。
■2015年7月1日(水)19時〜 ゲスト:鈴木治行(作曲家) 入場料1,000円
今年の1月から4月にかけて東京都庭園美術館で開催された「饗宴のあと アフター・ザ・シンポジウム」は、ヘッドホンを装着した観客が、美術館を周遊しながら鈴木治行さんの手掛けた音・音響・音楽を鑑賞するという意欲的なものでした。
こうした鈴木さんの近作についてや、来年の檜垣個展の構想について、そして、映画と音楽などについてお二人にお話しいただく予定にしています。
■2015年10月14日(水)19時〜 ゲスト:松井 茂(詩人) 入場料1,000円
檜垣智也のアクースマティック作品「囚われた女」は、秋山邦晴(実験工房)の詩をもとにしています。詩と音楽の関係について、詩人でありメディア芸術についての刺激的な思考を展開している松井 茂さんと檜垣智也さんにディスカッションをしていただきます。
■2015年12月12日(土)19時〜 ゲスト:佐々木 敦(批評家) 入場料1,000円
音楽をはじめとして、映画、文学、演劇などの幅広い領域で批評を展開している佐々木敦さんにお越しいただきます。
「ニッポンの音楽」のなかでも、とくに現代音楽の領域における「電子音楽」について、佐々木さんのご見解をお伺いし、ディスカッションを行うことができればと考えています。
■2016年1月29日(金)19時〜
檜垣智也 アクースマティック作品による個展(京都芸術センター)
檜垣智也プロフィール
現代音楽、特に電子音楽の創作と演奏の分野で活動を展開している。フランスの国立視聴覚研究所音楽研究グループ(2006、2011、2013)、カールスルーエ・メディア・アート・センター(2012)、フュチュラ国際電子音楽祭(2004〜)などのヨーロッパの研究所や音楽祭を中心に多くの招待公演に招かれている。
代表作に「豊饒の海」(2009-11)、ソロCD「Mahoroba」(モテュス、2011)、「囚われた女〜秋山邦晴のテープレコーダーのための詩による」(平成26年度 第18回 文化庁メディア芸術祭審査員推薦作品、2013)などがある。
また電子音楽の演奏ツールであるアクースモニウムの演奏家として500を超える電子音楽や映画を上演。レスパス・デュ・ソン空間化演奏コンクール審査員(ベルギー、2014)。